小型で公開価格の低いヒューマノイドならR1、約35kg級の研究プラットフォームならG1 EDU、実物大に近い機体と大きな関節出力が必要ならH1/H1-2またはH2系が比較の出発点です。R1とG1のストアは標準版を二次開発非対応と明記し、H2の表はEDU版にだけSecondary DevelopmentをYESと記載しています。H2 Plusは別のフルスタック開発構成です。「最上位モデル」を探す前に、必要な大きさと制御権限を決める必要があります。
4つの製品群を同じ軸で比べる
R1とG1は比較的小型です。H1/H1-2とH2は人の身長に近いフルサイズ機です。表の「向いている検討」は公開仕様から導いた編集上の目安であり、メーカーが用途や性能を保証するものではありません。
価格は、公開価格、要見積もり、未公表を分けて読みます。公式ストアのヒューマノイド一覧ではH1が90,000米ドルと表示されていますが、同時に「実際の価格は問い合わせ」と書かれているため、固定価格とは扱えません。
公式カタログには、4,290米ドルからのR1-Dと、別の開発構成であるH2 Plusも掲載されています。R1-DはR1 AIR、R1、R1 EDUとは異なるアプリケーションプラットフォームなので、下のR1仕様には混ぜていません。価格と購入経路の詳細はUnitreeロボット価格ガイドで扱います。
| 製品群 | 身長・重量 | 公式価格の状態 | 二次開発 | 最初に検討する場面 |
|---|---|---|---|---|
| R1 Air / R1 / R1 EDU | 123cm、約27〜29kg | $4,900 / $5,900 / EDUは要見積もり | EDUのみ対応 | 省スペースと初期費用を優先 |
| G1 / G1 EDU | 132cm、約35kg以上 | $13,500 / EDUは要見積もり | EDUのみ対応 | 制御・知覚・操作を扱う小型研究機が必要 |
| H1 / H1-2 | H1約180cm・47kg / H1-2約178cm・70kg | H1は$90,000表示だが実価格問い合わせ / H1-2非公表 | 構成ごとに確認 | フルサイズの動力学や高出力を研究 |
| H2 / H2 EDU / H2 Plus | 182cm、約70kg | H2 $29,900 / H2 EDU要見積もり / H2 Plusはストア表示$100,000・営業問い合わせ | H2 EDUとH2 Plusは対応、標準H2は表に記載なし | フルサイズH2またはフルスタック開発構成が必要 |
R1は価格と設置スペースを抑えやすい
R1シリーズは身長123cm、バッテリー込みで約27〜29kgです。自由度はR1 Airが20、R1が26、R1 EDUが26〜40。公称稼働時間はいずれも約1時間です。70kg級のフルサイズ機より、小規模な研究室に導入しやすい数字です。
一方、R1 Airと標準R1は二次開発非対応と記載されています。独自制御やセンサーへのアクセスが目的なら、安い標準価格だけで判断せず、R1 EDUの関節構成、ハンド、計算機、SDKの範囲を見積書で確認してください。
G1は小型機と研究向け拡張性の中間にある
G1は身長132cm、バッテリー込みで約35kgです。標準版は23自由度、G1 EDUは23〜43自由度。公称稼働時間は約2時間で、両構成に深度カメラと3D LiDARが記載されています。EDUでは計算機やハンドのオプションを追加できます。
標準G1の公開価格は13,500米ドルですが、二次開発には対応していません。ロボット学習、関節制御、センサーフュージョン、マニピュレーションを扱うなら、標準価格ではなくG1 EDUの実構成を比較する必要があります。

H1/H1-2とH2系は同じフルサイズでも別物
H1は約180cm・47kgで、公式ページには移動速度3.3m/sと交換式864Whバッテリーが記載されています。H1-2は約178cm・70kg、27自由度で、腕と荷重の構成が異なります。Unitreeが現在も同じページで両方を案内しているため、H1-2を単なる名称変更として扱うべきではありません。
H2は約182cm・70kg、31自由度、公称稼働時間約3時間です。標準H2は29,900米ドル、H2 EDUは要見積もりで二次開発対応です。H2 PlusはJetson Thor、複数カメラ、ハンドの22能動自由度、全身とハンドを合わせた75自由度、二次開発を備える別のフルスタック構成です。ストア一覧には100,000米ドルと表示されますが、購入は営業問い合わせ方式です。H2をH1の単純な後継機と決めつけず、正確な型番で比較してください。
候補を絞る三つの質問
第一に、安全距離を取って運用できる最大サイズと重量を決めます。第二に、完成済みの動作を見せるのか、独自の制御・知覚・学習を行うのかを分けます。第三に、単独の稼働時間ではなく、バッテリー交換、充電、予備電池、監督、停止時間を含む一日の運用を計算します。
仕様は構成やソフトウェア更新で変わり得ます。購入前には、正確な型番、自由度、ハンド、センサー、計算機、SDK、保証、送料、税金を記載した見積書が必要です。ヒューマノイドは大きな力を出すため、安全距離と非常停止手順も選定条件に含めてください。最終確認日は2026年8月6日です。
| 判断する質問 | 候補の絞り方 |
|---|---|
| 設置スペースと初期費用が最優先か | R1シリーズから比較 |
| 制御・知覚・操作研究を小型機で進めるか | G1 EDUの具体的な構成を確認 |
| 人の身長に近い到達範囲と大きな関節出力が必要か | H1/H1-2とH2 EDUを同じ見積条件で比較 |
| 独自コードや低レベルのインターフェースを使うか | EDU版、または開発権限が書面で確認できる構成を選ぶ |

次の購入・導入判断に役立つガイド
モデルを絞った後に価格と入手性を確認するにはUnitreeロボット価格・購入ガイド、ヒューマノイドロボットの種類、Unitree・Optimus・Atlasの購入段階比較も併せて確認してください。予算、性能主張、現在の入手経路を別の角度から補えます。
よくある質問
個人が初めて買うヒューマノイドならR1がよいですか?
価格とサイズでは選びやすいものの、標準版は二次開発非対応です。完成機能を試すのか独自開発をするのかを決め、後者ならR1 EDUとG1 EDUを同時に比較してください。
G1標準版でロボットAIを研究できますか?
公式仕様表では標準G1は二次開発非対応です。独自モデルや制御器を動かすなら、G1 EDUのSDK、センサー、関節インターフェース、計算機オプションを文書で確認する必要があります。
H2はH1の上位後継モデルですか?
単純な上下関係は公式に示されていません。H1/H1-2、H2、H2 Plusは、サイズ、重量、関節、移動性能、計算機、開発構成が異なる別の選択肢です。型番の数字ではなく、作業と構成別の見積もりで比較してください。
確認した公式情報
- Unitree R1公式製品ページ
- Unitree G1公式製品ページ
- Unitree H1/H1-2公式製品ページ
- Unitree H2公式製品ページ
- Unitree公式ストア・ヒューマノイド一覧
- Unitree H2 Plus公式製品ページ
- Unitree R1-D公式ストアページ
最終確認:2026年8月6日